てんかんLILE

「てんかんでも楽しく生きる」をモットーに。

てんかん患者を支える家族について、患者のわたしが、やっと気づいたこと

f:id:tenkan_life:20210331120804p:plain

いつも家族に支えてもらっているわたしが、
気付いているようで、ちゃんと気付いていなかったこと。

それは、大切な人には元気で笑っていてほしいということ。

 

当たり前のことですよね。
これ、きっと「てんかん患者を支えている家族」なら、いつも感じていることなんだと思います。

でも、患者となったわたしは、自分のことで精いっぱいで、
支えてくれる家族に頼りすぎてたなと反省してます。

月曜から、夫が体調不良で会社を休んでいて、
体を動かすのもつらそうな状態。

そんな夫をみて、

「笑顔でいてほしい」
「楽しんでる姿をみたい」
「元気でいてほしい」

そんな思いがあふれてきます。

たぶん、わたしのことが原因で、精神的に無理をさせてしまったのだと思います。

一緒にいるときは、発作があっても怪我がないように気を配りながら過ごし、
それなのに病気のことで不安定なわたしの心の支えになろうと、
たくさんのことを受け止めて、支えてくれる夫。

 

どれだけの負担をかけたのだろう。
そしてわたしは、まったく恩返しすらできていなかった…

 

 体調を崩している夫の姿をみて
切実に「元気でいてほしい」「笑っていてほしい」と思う。
それはきっと夫も同じだったはず。

だから一生懸命に支えてくれたんだよね。

それなのに、「生きるのがつらい」とか、ほんと、今思えばなんて言葉を大切な人にぶつけていたんだろう。
どれだけ苦しめてしまったんだろう。

確かに発作があって、できないことも多くて、つらいことはある。
泣きたくなる日だってある。

でも、支えてくれる家族にわたしができることは
「元気に過ごして、笑っている姿をたくさんみてもらうこと」だって気付いた。

 

ついつい忘れがちなこと。

でも、これ、きっと一番大切にしなきゃいけないことなんだと思います。

 

本当の意味での「支えあい」ができる、そんな自分になりたいと
強く、強く思ってる。